数冊のノートを集約──プロッター バイブルサイズという『思考の解放区』

プロッター バイブルサイズをテーマにした記事のアイキャッチ画像。革表紙の手帳と「数冊のノートを集約──プロッター バイブルサイズという『思考の解放区』」というタイトルがデザインされている。 ノート・手帳
プロッター バイブルサイズを「思考の解放区」として紹介する記事のアイキャッチ。複数のノートを一冊に集約する世界観を表現したデザイン。

はじめに

プロッター バイブルサイズを開いた状態。風光リフィルと白い万年筆が置かれた筆記シーンの写真。
開いたプロッターの上に白い万年筆を置いた筆記前のワンシーン。風光リフィルの方眼が、思考を静かに受け止めてくれる。

手帳を使う最大の理由は、スケジュール管理ではありません。

僕たちは、書くことで一度“忘れる”ために手帳を使うのです。頭にある”タスク”や”課題”を外に出すと、そこに小さな空白が生まれる。この空白は心の余裕につながり、余裕は新しい発想を呼び込む。

つまり手帳とは「思考を軽くするための装置」であり「クリエイティビティを高めるツール」なのです。その役割をごくごく自然に果たしてくれる道具が、プロッター バイブルサイズでした。

プロッターリスシオ(ワインカラー)のバイブルサイズ手帳を閉じた状態で撮影した写真。
使い込むほど風合いが増すバイブルサイズのプロッターリスシオ(ワンカラー)。閉じた姿さえ「持ち歩く書斎」の佇まいをしている。

“ちょうどいいサイズ”が、思考に余白をつくる

「A5を大きくて携帯するには重い」「ミニ6だと書ききれない」

バイブルサイズは、その中間で絶妙なバランスをとってくれます。

とくにプロッターは構造がシンプルで、筆記の邪魔をする要素が徹底的に省かれている。リング径はわずか11mm。左ページを書いても手が当たらず、ページを外す必要もない。この“物理的ストレスのなさ”は、思考の流れを途切れさせません。

書こうとする瞬間の小さな抵抗を取り除けるかどうか。その差が「書いて忘れる」という循環のスムーズさを決定づけるのです。

風光×EFニブ──書いた瞬間に忘れられるスピード

「書いて忘れる」を実現するうえで、紙の乾きの速さは決定的です。インクが乾くまで待つという、わずか数秒の停止が思考を引き戻してしまうことがあるからです。

僕が愛用しているのは、竹尾「風光」の6mm横罫と5mm方眼。薄いのに腰があり、カードのようなハリもあって、インクの吸収が抜群に速い。書いた直後にページを閉じても、ほとんど写りません。

竹尾 風光 バイブルサイズリフィル(6mm罫線&5mm方眼)50枚入り)のパッケージ写真。白く爽やかな紙面の質感が見える。
柔らかくあたたかい肌触りの紙「風光」6mm罫線と5mm方眼のパッケージ写真。それぞれ整った罫線の美しさは、文章を伸び伸びと書かせてくれる。

合わせて使っている筆記具は「セーラー万年筆 プロギアスリム」のEFニブ。極細字ながら紙面に沈みすぎず、風光の表面にある細かな凹凸と絶妙にかみ合う。この何とも言えぬペン先のほどよい抵抗が“書くリズム”をつくり、インクの速乾性が“思考のテンポ”を壊さない。

セーラー万年筆「プロギアスリム」透明軸、スカイブルー、白の3本の万年筆を並べた写真。筆記具の比較イメージ。
筆記具は紙との相性で選びたい。セーラー万年筆「プロギアスリム」透明軸・スカイブルー・白、それぞれが書くリズムを変えてくれる。

風光×プロッターは、ただ書きやすいだけではありません。「忘れるまでのスピードが速い」という体験を生み出してくれる組み合わせです。

横罫・方眼・無地──思考の構造ごと“同居”させる自由

もうひとつプロッターの最大の利点は、自分の思考の流儀に合わせて”リフィルを切り替えられる”こと。ついでに、それぞれの使い分けも紹介しておきましょう。

  • 横罫:文章で思考を掘り下げる
  • 方眼:タスク/図解/構造化
  • 無地:発想を広げるひと言メモ
プロッターのリフィルにブルーインクで書かれた読書メモ。「生命科学的思考」からの引用が記された写真。
「生命科学的思考」(高橋祥子著 NewsPicksパブリッシング刊)の読書メモ。読んだ本の一節を書き留める時間は、思考を深める小さな儀式。プロッターはその“余白”を受け止める器になる。

これらが一冊に同居していると「どのモードの自分にもアクセスできる書斎」を持ち歩いている感覚になります。その日のコンディションやタスクに合わせて、最も“忘れやすい書き方”を選べるのはプロッターならではです。

まとめ──プロッター バイブルサイズは“思考の解放区”である

プロッター バイブルサイズは、サイズ・構造・紙・ペンの相性がすべて整っています。しかし本質は、もっと深いところにあるのだと思うんです。それは、

  • 書いて忘れたい。
  • 余白を取り戻したい。
  • 心の負荷を軽くしたい。

その願いを、まるで空気のように自然に叶えてくれる。
だからこの手帳は、僕にとっての“思考の解放区”なのです。

書き込む度に、思考の荷物がひとつ減る。
そして、ページを閉じると心は軽くなる。
やがてその軽さは、”新しい発想”を生み出す。

プロッター バイブルサイズは、書く人の心を軽くし創造力に翼を与えるための”最高の盟友”だと、僕は思っています。

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