【思考ノート|仕事編】アドセンスはゴールじゃない――合格したブロガーの9割が消える本当の理由

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アドセンスを「目的」にした瞬間、ブログは静かに終わり始める。

はじめに|アドセンスブロガーの多くは消えていく

ブログを始めると必ずと言っていいほど、聞かされる言葉がある。「まずはアドセンスに受かりましょう」それは、ブログの世界に入るための“入門試験”のように扱われ、人によってはひとつの“称号”のようにも語られる。

けれど、少し視野を広げてみると不思議な現象がある。アドセンスに合格したはずのブロガーの多くが、数ヶ月後にはそっと姿を消している。合格は目標だったはずなのに、なぜ続かないのか。なぜ書く気力が急に萎えていくのか。

この記事では、誰も語りたがらない”その構造”を冷静に解きほどいていきます。


多くの人が「アドセンス=ゴール」だと信じてしまうのか

その大きな理由のひとつが、SNSとブログセミナーが作り上げた“成功テンプレ”だ。タイムラインには「3ヶ月で月5万円」「最短ルートで稼ぐ方法」といった言葉が並び、成功者の体験談が、あたかも再現性の高い型のように語られる。

もちろん、それらすべてが嘘だと断定するつもりはない。しかし、どこか“都市伝説”にも似た匂いが漂うのも事実だ。

そしてこの空気の中で「まずはアドセンス」という言葉が、驚くほど自然に刷り込まれていく。合格・不合格が明確で、他人にも説明しやすく、目標としても手頃。だからこそ、“ブログを書く目的”よりも“アドセンス合格”が優先されてしまう。

その結果、合格した瞬間、何か一段階レベルアップしたような気分になってしまう。まるで、資格を取ったらその分野のプロになれたような錯覚。ここに、落とし穴の入口がある。


合格をゴールにした瞬間、ブログは“作業”に変わる

アドセンスを最初のゴールにすると、多くの人が“審査に通るための記事”を書き始める。

無難で、平均的で、間違いのない文章。当たり障りのないテーマ選び。独自性より安全性を優先し、誰かの体験ではなく“無色透明な情報”を量産していく。

これは能力や情熱の問題ではない。順番の問題だ。

ゴールが「合格」に設定されている以上、人はそこへ最短で向かおうとする。その結果、文章からは温度が消え、書き手自身の人間性が薄れていき、読者に届くはずの“体験の厚み”がどこにも宿らない。

そして、量産を続けているうちにふと気づく。
「……これ、誰が書いても同じじゃないか?」
その瞬間、更新が重荷になり筆は止まり始める。


アドセンス合格後、なぜ9割のブロガーは消えていくのか

理由はとてもシンプル。アドセンスに受かった瞬間、目標が消えてしまうからだ。

合格までは必死に走れる。でもその先には何も設定されていない。何を目指せばいいのか、誰に届ければいいのか、自分が何を残したいのか――それらが何ひとつ定まらないまま、ただ“終わった目標”だけがそこにある。

そして現実を知る。

アクセスは伸びず、収益は数十円から動かない。周りは華やかに見えるのに、自分だけ取り残されているような感覚になる。そのときブロガーは、ひっそりとブログから離れていく。アドセンスに合格することよりも、そこから先を歩き続けることのほうがはるかに難しいのだ。


アドセンスは“目的”ではなく“ただの仕組み”にすぎない

アドセンスは素晴らしい仕組みだ。書いた記事が誰かに届き、その対価としてわずかでも収益が得られる。これはインターネットがもたらした革命のひとつだと思う。

ただしそれはあくまで”仕組み”であって”目的”じゃない。

広告が貼れるようになっても、収益が上がっても、
そのことがブログを書く理由にはならない。

むしろ、ブログが空虚に感じられる時期は、アドセンス合格後に訪れやすい。書く目的が“収益”だけだった場合、それ以上に「書く動機」が湧き上がらないからだ。

アドセンスは人生の意味を運んではこない。そこを誤解してしまうとブログの旅はとても短く終わる。


THINK INK NOWはアドセンスを目指さずにここまで来た

僕自身、このブログを始めたときにアドセンスのことをほとんど考えていなかった。文具のことを書き、思考のことを書き、街の風景を書き、自分の問いを深めながら、文章を日々積み上げてきた。

気づけば、検索上位の記事が生まれ、
28日間で200クリックを超え、
ブログ全体の流入が太くなっていった。

THINK INK NOW 高輪ゲートウェイ考察記事がGoogle検索結果に表示されている画面
検索に拾われ始めた「思考としての記事」──派手なSEOより、積層が効き始める瞬間。
THINK INK NOW 直近28日間の検索パフォーマンス 203クリック 2385表示の実績データ
アドセンスを優先せず、収益を追わずに積み上げた28日間。数字は、あとから静かについてきた。

意識したのはただひとつ。「自分が本当に書きたいものを書き続けること」だ。

アドセンスは結果としてあとからついてきた。
むしろそんな存在のほうが自然だと思う。

だが僕はそもそも「収益として当てにする」発想すら持っていなかった。


ブログを始める人は何をゴールにすればいいのか?

僕の答えはひとつだ。「あなたは何を残したいのか」である。

このブログは誰に届けたいのか、なぜこのテーマを書き続けたいのか。何を蓄積していけば、自分の人生にとって意味があるのか。

記事数でも、収益額でも、PVでもない。
最初に置くべきゴールは“問い”だ。
その問いがブログの“芯”になる。

そして不思議なことに芯を持ったブログは、成長が遅くても途中で折れない。


それでもアドセンスを目指すなら、覚えておいてほしい順番

アドセンスが悪いわけではない。順番が問題なのだ。

  1. とにかくまず、“残したい1記事”を書く。
  2. その記事を必要とする読者との接点として”SEOを意識”する。
  3. そしてアドセンスは結果として”後からついて来るもの”だと理解する。

この順番を逆にしなければブログは長く続く。


ブログは人生を支える“基底”になる

書くと、自分が見える。言葉にすると、世界の輪郭が変わる。積み上げた文章は、日々の判断基準をも静かに変えていく。

アドセンスの有無よりも、そこに書かれた言葉のほうが、あなたの人生をゆっくりとカタチづくっていく。

ブログは収益化のツールである前に、
自分を支える“基底”となり得る。
それを実感した瞬間、あなたは無力ではない。

僕はそう固く信じている。

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