【THINK INK NOW BOOKs】いい休日を増やしたい方へ。精神科医が教える“納得感”の作り方 ──『ほぐれる休み方』(精神科医Tomy著/だいわ文庫)レビュー

『ほぐれる休み方』レビュー|いい休日を増やしたい人へ、精神科医Tomyが教える納得感の作り方 ブックレビュー
休んでも疲れが抜けない人へ。精神科医Tomy先生が教える「納得できる休日」のつくり方をレビュー。

平日は仕事に追われ、休日は気づけば終わっている──そんな生活に心当たりはありませんか。

「休日に何をしたのか、よく思い出せない」
「休んだはずなのに、なぜか疲れが取れない」
「気づいたら夜になっていて、自己嫌悪になる」

そんな経験ありませんか。

今回読んだ『ほぐれる休み方』(精神科医Tomy/だいわ文庫)は、そんな“消える休日”を過ごしてしまう人に向けた一冊です。

『ほぐれる休み方』(精神科医Tomy著/だいわ文庫)の書影
『ほぐれる休み方』(精神科医Tomy著/だいわ文庫)

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著者の精神科医Tomyさんが教えてくれるのは、特別なリフレッシュ術ではなく、もっとシンプルで、でも本質的な考え方でした。

それでは、レビューしてまいりましょう。

「いい休日」の条件は、たった一つ

多くの人は「疲れは休めば回復する」と考えます。

なぜ休日は“消えてしまう”のか

でも実際は、何も決めずに過ごした休日ほど、後悔ばかりが残り、心身のリカバリーにはなりません。

本書の核心はここです。

  • 人間は、日々の行動に「納得感」があるとストレスは感じにくい
  • やることを決めて実行できると、結果に関わらず満足できるもの

つまり問題は「疲労」よりも“自分の一日を自分で使えた感覚がないこと”なのです。そして、著者がこの書籍で伝えている「いい休日」に変えていくポイントは、意外なほどシンプルな方法でした。

著者のTomy先生は、こう述べています。

では、本書の内容に沿って、具体的に解説してみましょう。

優先順位をつける方法とは、

  1. やりたいことを全部書き出す
  2. 優先順位をつける
  3. 1位だけやる

と、これだけ。

大事なのは欲張って「全部やろう」とせず、「1位だけやる」こと。

一つやってそのあと、ダラダラしていても、一個の目的さえ果たせば「いい休日だった」と思えるのではないか、と。

この部分に、かなり救われる人は多いはずです。

【独自公式】納得感 × コントロール感 = 自己肯定感

やることを自分で決めて、実行できた。それだけで、人はこう感じます。

「今日は自分で人生を動かせた」

この“コントロール感”をもてるかが、人生の充実度に直結すると言っていい。仕事は、何かと他人の都合で動くことが多い。だからこそ休日は、自分の選択を取り戻す時間になります。

散歩でもいい、カフェ読書でもいい、部屋の掃除でも何でもいい。大事なのは内容よりも、自分で計画し、やると決意して、実行できた、という事実なのです。

そして、読みながらさらに発展させて、こんな構造を発見しました。

やることを決めて実行すると納得感とコントロール感が生まれ、自己肯定感が高まるプロセスを示した図
小さな自己決定と実行の積み重ねが、「納得感」と「コントロール感」を生み、自己肯定感へとつながる流れ。

自己肯定感って、ポジティブ思考から生まれるんじゃなくて、小さな自己決定の積み重ねから生まれるものなんだと思います。

この本は、その最小単位を「休日」に設定してくれている。だから無理をせず続けられるのです。

休み方は、生き方に直結している

優先順位をつけるスキルは、仕事だけのものではありません。

休日の使い方も、人生の使い方も同じ構造です。何をやるかより何を“やらないか”を決める力。

やらなくていいことを手放せたとき、人は初めて「余白」を持てるのかもしれません。

この書籍はこんな人に刺さる一冊です。

  • 休んでも疲れが抜けない人
  • 自己肯定感が下がっている人
  • 何か始めたいけど動けない人
  • 休日に罪悪感を抱いてしまう人

派手な自己啓発ではなく、生活のサイズに合った回復法を教えてくれる本でした。

まとめ|自分のための休日を、自分に取り返す方法

この本が教えてくれるのは「上手な休み方」ではなく、“自分のための休日を取り戻す方法”。

休日にたった一つ、自分で決めたことをやる。それだけで「いい一日だった」と言える。

その積み重ねが、人生の感触を少しずつ変えていく。

いい休日を増やしたい人に、読めばゆっくりと、でも確実に心に響きます。

謝意

なお今回レビューした書籍「ほぐれる休み方」(精神科医Tomy著)は、参加中のSNSコミュニティー「ツナグ図書館」を通じて「だいわ文庫(大和書房)様」よりご恵贈いただきました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

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