“時間の見える化”が、ゆとりをつくる──手帳術から商品企画構想を考える。

カレンダーと時計を背景にしたアイキャッチ画像。「“時間の見える化”が、ゆとりを生む ― 手帳術から商品企画構想を考える」の文字入り。 ノート・手帳
“時間の見える化”が、ゆとりを生む――THINK INK NOWの手帳術と、来年の商品企画構想。

はじめに──「予定に追われない暮らし」って?

「あれも、これも、やらなきゃいけない」

そんなふうに、日々の予定に押しつぶされそうになっていた時期がありました。スマホの通知は増え続け、逆に“時間の感覚”はどんどん曖昧になっていく。

そんなとき、僕を救ってくれたのが「手帳」でした。

しかも「紙の手帳に手書き」という行為そのものが、自分の時間感覚を取り戻してくれたんです。

今回は、現在実践している僕の“手帳術”と来年に向けた”手帳企画構想”についてまとめてみます。


2冊使いで「視界がクリアになる」僕の手帳術

NoltyエクリB6とAppointミニ手帳を並べた2025年手帳2冊の写真
用途に応じて2冊併用。左がデスク用のNoltyエクリB6、右がポケット用のダイゴーAppointミニ手帳。

現在の僕は、2冊の手帳を用途別に併用しています。

  • 🟦 NoltyエクリB6-5(日曜始まり) … 自宅・デスク用
  • ⬛️ Appoint E1109(ミニサイズ・縦開き) … ポケット用・業務メモ

この2冊体制が、驚くほど“時間の見通し”をよくしてくれるんです。


🟦メイン手帳:NoltyエクリB6-5

NoltyエクリB6-5(青表紙・2025年版)の外観写真
NoltyエクリはB6サイズ。スーツの内ポケットには無理だが、机の上ではちょうどいい。

A5より一回り小さいB6サイズで、かつ非常に薄型。
それでいてマンスリー+ウィークリー(+メモ)構成と、記入スペースもしっかりあります。

マンスリーページ

NoltyエクリB6のマンスリーページ(2025年9月)
NoltyエクリB6のマンスリーページ(2025年9月)。月間ページ左のメモ欄がとても便利。予定とToDoを見渡せる

月間ブロックの左側にある縦のメモ欄には、今月の大まかなToDoや注目事項を書いておきます。
これがあることで、週単位の計画が組み立てやすくなる。

ウィークリーページ

NoltyエクリB6のウィークリーページ(時間軸+メモ欄つき)
NoltyエクリB6のウィークリーページ(時間軸+メモ欄つき)。1週間の時間軸+横罫メモの構成が使いやすい。考えを“書きながら設計”できるのが魅力。

見開き左に7日分の時間軸、右には自由な横罫メモ欄。この「縦の流れ」と「横の広がり」のバランスが心地いい。


⬛️ サブ手帳:ダイゴー Appoint E1109

Appointミニ手帳の表紙アップ(2025年版、黒・縦開き)
ダイゴー Appointのミニ手帳は縦開きタイプ。薄型で、どこにでも持ち運べる。

この薄型ミニ手帳は、仕事・プライベートを問わず“タイムログ”として活躍しています。縦開き1ヶ月横罫スタイルなので、1日1行で記録するだけ。持ち歩きもストレスなし。プロッターM5に挟み込んで、いつも持ち歩いています。

たとえば、

  • シフト・予定のメモ
  • カード引き落とし額
  • お出かけ予定
Appointミニ手帳の中面(1ヶ月分・横罫スタイル)
ダイゴー Appointミニ手帳の中面(1ヶ月分・横罫スタイル)。1日1行で書ける、Appointの月間横罫。予定・アポイントメント・支払いメモにもぴったり。

”さっと取り出しすぐ書ける”って、思ってる以上に心強いんですよ。


あわせて読みたい

🔗思考の断片を、紙に逃がす。──僕がプロッターM5を手放せない理由

書くことで得られた3つの変化

手帳を本格的に使い始めてから、自分の中で明確に変わったことがあります。

”空いている時間”が見えるようになった

スマホのカレンダーより、パッと一目で把握できる。これは紙ならでは。

月・週で“予定管理”ができるようになった

手帳を開いて「この日・この週は何に集中するか?」と、意識的に予定を組み立てる習慣がついた。

書くことで、気持ちが整う

頭の中を“書き写す”ことで、モヤモヤが形になっていく感覚。紙に書くことって、実はすごく精神的な営み。


来年の手帳は「つくる」という選択もアリかもしれない

今使っているNoltyエクリにはおおむね満足していますが、どうしても**違和感があるのが「ウィークリーが日曜始まり」な点。

僕にとって日曜日は“準備”の日。だから、週のはじめに来るとバランスが崩れるんです。

手帳を開くたびに感じるこの小さな違和感は、積み重なると意外と大きい。


そして、常に思っているのは、一般的にカレンダー日曜始まりなのに、手帳のマンスリーページは月曜始まり。これがどうしてもやりにくい。とくにシフトワーカーの僕は、手帳のマンスリーページと壁掛けカレンダーが同じビューでないと、混乱するんです。

🎯 来年の理想の仕様

それならば「こんなのがあったらいいな」と、理想の手帳を考えてみました。

  • B6〜A6サイズ
  • マンスリーは日曜始まり、ウィークリーは月曜始まり
  • ウィークリーは縦軸+自由記入欄あり
  • にじみにくい紙質(万年筆でも安心)
  • スマートに持ち歩ける薄さ・軽さ

しかし、これを備えた市販品はなかなか見つからない。ならば「自ら企画する」という選択肢もあるのでは?と考えるようになってきました。


おわりに|来年の手帳は、僕が作るかもしれない。

ここまで書いていて、はっきりわかったことがある。僕が本当に欲しい手帳は、まだこの世に存在していない。だったら、どうするか?

答えはひとつ。自分でつくる。

THINK INK NOWとして、来年のオリジナル手帳を企画します。まだパートナーや製造ルートは白紙だけれど、紙の仕様やフォーマット設計はかなり明確に固まりつつある。

あわせて読みたい:noteのご案内

🔗“ゆとり”は自分時間を”ととのえる”ことで得れらるでしょう。(ハスヌマゴローのnote)


📢 制作パートナー募集中!

この構想に共感いただける印刷会社さん、製本会社さん、手帳メーカーの方、もしご興味がありましたら、ぜひTHINK INK NOWまでご連絡ください。

一緒に「書きたくなる手帳」を、世に送り出しませんか?


手帳とは、時間との対話をつくる道具。

だからこそ、手帳の中に“考える余白”と“自分を映す静けさ”を宿したい。そんな思いから、この企画を本気で動かしてみようと思います。

2026年の春。誰かが「この手帳、いいな」と思ってくれる瞬間を夢見て。


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