なぜ今、AdSenseに申請するのか?
Google AdSense。
それは多くのブロガーにとって、収益化の第一歩として語られる存在だ。
でも、僕が今回AdSenseを申請した理由は、その逆だ。収益化のためではなく「広告を貼らないことを選ぶため」に申請した。
なんだそれ?
と思われるかもしれないけれど、真剣である。これは、THINK INK NOWというメディアの立ち位置を、より明確にするための“試み”なのだ。
合格=成功 ではない、もう一つの見方
ブログ界では「AdSense合格=成長の証」と語られがちだ。もちろん、それは一面の真理だと思う。だがその「合格」は、本当に目的なのだろうか?
僕は違うと考えている。
むしろ「広告があふれてUXを損なうくらいなら、いっそ貼らない」という選択のほうが、このサイトにはふさわしい。
AdSenseには合格すれど、広告を表示しない。
その矛盾こそが、ある意味でこのブログの“美学”なのかもしれない。
AdSense申請・事前チェックリスト
とはいえ、申請にあたって最低限の準備はしておくべきだ。
以下は、僕が実際にチェックした項目。
──これらはすべてTHINK INK NOWで対応済みだ。
「半年も経っていないブログサイトには早い」という声もあるかもしれないが、むしろ短期間でここまで整えられたことを、Google側に見せてみたかった。
これは査定であり、儀式である
AdSense申請とは、Googleに「このサイトをどう評価するか」と問う行為だ。収益化ツールというよりも、“査定機関への提出物”と考えたほうが近い。
だからこそ、貼るか貼らないかは二の次。目的は、評価されるに足る構造とコンテンツが整っているか──今回はその“答え合わせ”にある。
僕にとってのAdSenseは、言ってみればWeb運営者としての通過儀礼であり、ブランディングの一環でもある。
次回予告──合格したら、どうするか?
AdSenseに通ったとしても、広告を貼るつもりはない。特に“自動広告”は導入しない予定である。
理由はシンプル。「ページビューの美しさ」が損なわれるからだ。
ゴチャゴチャしたバナーや追尾広告に囲まれた読みものに、果たして読者は集中できるだろうか?
僕はそうは思わない。
もし広告を貼るとしたら、“この商品は本当に紹介したい”と思える文脈ができた時だけ。つまり、選んで貼る。そうでなければ、貼らないこと自体が、ブランディングになる。
終わりに:これは逆張りではなく、美学の話だ
- 「収益を目的としない申請」
- 「貼らないために、通すという矛盾」──このやり方は、おそらく少数派だ。
でもTHINK INK NOWは、そういうサイトでありたい。Googleに評価されることも、広告を貼らない選択も、どちらも“読者のため”という一点に収束している。
そして何より、僕自身が納得して書き続けられる環境こそが、最大の資産だ。

さて、審査結果はいかに。後編で、また報告します。
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