【Web運営日記📝#012】予想外の土曜日に「みらい美術館」で“静かな灯火”に出会う

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Web運営日記 #012|予想外の土曜日に、「みらい美術館」で“静かな灯火”に出会う

予定外の美術館から、思わぬ発見が生まれた日

2025年6月7日 土曜日。横浜美術館に行く予定だった。

横浜美術館の外観 リニューアル中の様子
リニューアル中の横浜美術館。事前にWebサイトで確認すべきだった…。
横浜美術館の石碑 リニューアル期間の掲示あり
石碑はいつもと変わらぬ静けさ。でも中は閉館中。

ところが現地に着いてみたら──リニューアル中で休館!思わずXにこんなポストをしてしまった。

Webサイトから読み取るんだったなー。けれど、せっかくここまで来たのだ。スマホで検索して目に留まったのが「みらい美術館」の展示だった。

ガレ、ドーム、ルソー──光と生き物のデザイン

これが、想像以上によかった。


小さな美術館、それもまたよし

みらい美術館はこぢんまりとした空間だが、その分、作品との距離がとても近い。しかもこの日は来館者も少なく、展示室は静けさに包まれていた。

みらい美術館「ガレ、ドーム、ルソー──光と生き物のデザイン」展示リーフレット
急きょ予定変更して訪れた、みらい美術館の展示リーフレット。

光とガラスがつくる柔らかな空間。ふわりと浮かび上がるランプの灯りは、どこかデスクの灯りベッドサイドの明かりを思わせた。ああ、これを夜に自室で灯せたら、どれだけ心が癒えるだろう。

技術は精巧で、まさに卓越している。「どうやって作ったんだろう?」と、つい見入ってしまうものばかりだった。

色彩は鮮やか。とりわけオレンジ色の光が印象に残っている。


書く人間にとっての“光と静けさ”

そして、こう思った。芸術作品に囲まれた空間は、書くための感性を磨いてくれるのではないか、と。文字では言い表せないけれど、確かに心が動く。

遊び心をくすぐるイチゴの天井ランプ

イチゴ型の天井ランプ ガレの遊び心溢れるデザイン
遊び心をくすぐるイチゴの天井ランプ。思わず見上げてしまう。

花を彩った卓上ランプ

花をモチーフにした卓上ランプ 青と緑の彩りが美しい
花を彩った卓上ランプ。青と緑のグラデーションが美しい。

疲れた心が癒えていくのを感じながら、僕はそっとノートを開いた。

「感性が磨かれる」──そんな言葉がふと浮かんだ。アートに触れることは、文章を書く自分にとっても大切な“余白”なのだろう。

マイセン 鳩を持つ女性

マイセン 鳩を持つ女性像 優雅な佇まい
マイセン 鳩を持つ女性像。優雅に羽ばたくハトに癒される。

魚を形どった卓上ランプ

魚を模したガラス作品 光に透ける技巧の妙
魚を形どった卓上ランプ。水の中を覗き込むような感覚。

予定どおりじゃない日こそ、豊かになる

横浜美術館が閉まっていなかったら、今日のこの体験はなかった。それだけに、予定外の展開がもたらしてくれたものは大きかった。

小さな美術館。柔らかな光。卓越した技術。そして静かな光に、言葉にならない豊かさを感じた。

思わぬハプニングに見舞われたけど、

“ズレた一日”がいいんだ。

今日のアートとの出会いは、生き生きと表情豊かな”文章表現”を生み出すものになると信じている。

それではまた。

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