【Web運営日記📝#010】Google AdSenseに申請してみた。貼らないために合格させる。その理由とは?

Google AdSense申請をテーマにしたWeb運営日記#010のアイキャッチ画像。THINK INK NOWのロゴとノートPCのアイコン付き。 Web運営日記
Web運営日記📝【#010】のアイキャッチ。「貼らないために合格させる」──逆説的な戦略を掲げて、Google AdSenseに挑む。

なぜ今、AdSenseに申請するのか?

Google AdSense。

それは多くのブロガーにとって、収益化の第一歩として語られる存在だ。

でも、僕が今回AdSenseを申請した理由は、その逆だ。収益化のためではなく「広告を貼らないことを選ぶため」に申請した。

なんだそれ?

と思われるかもしれないけれど、真剣である。これは、THINK INK NOWというメディアの立ち位置を、より明確にするための“試み”なのだ。


合格=成功 ではない、もう一つの見方

ブログ界では「AdSense合格=成長の証」と語られがちだ。もちろん、それは一面の真理だと思う。だがその「合格」は、本当に目的なのだろうか?

僕は違うと考えている。

むしろ「広告があふれてUXを損なうくらいなら、いっそ貼らないという選択のほうが、このサイトにはふさわしい。

AdSenseには合格すれど、広告を表示しない。

その矛盾こそが、ある意味でこのブログの“美学”なのかもしれない。


AdSense申請・事前チェックリスト

とはいえ、申請にあたって最低限の準備はしておくべきだ。

以下は、僕が実際にチェックした項目。

  • プライバシーポリシーの設置(Cookie使用の明記)
  • お問い合わせフォームの設置
  • 運営者情報の明示(ペンネームでも可)
  • 10本以上の高品質な記事(800字以上)
  • モバイル対応(レスポンシブ設計)
  • 適切なカテゴリ設計とサイト構造
  • ポリシー違反のないコンテンツ(宗教・医療・誹謗中傷等)

──これらはすべてTHINK INK NOWで対応済みだ。

「半年も経っていないブログサイトには早い」という声もあるかもしれないが、むしろ短期間でここまで整えられたことを、Google側に見せてみたかった。


これは査定であり、儀式である

AdSense申請とは、Googleに「このサイトをどう評価するか」と問う行為だ。収益化ツールというよりも、“査定機関への提出物”と考えたほうが近い。

だからこそ、貼るか貼らないかは二の次。目的は、評価されるに足る構造とコンテンツが整っているか──今回はその“答え合わせ”にある。

僕にとってのAdSenseは、言ってみればWeb運営者としての通過儀礼であり、ブランディングの一環でもある。


次回予告──合格したら、どうするか?

AdSenseに通ったとしても、広告を貼るつもりはない。特に“自動広告”は導入しない予定である。

理由はシンプル。「ページビューの美しさ」が損なわれるからだ。

ゴチャゴチャしたバナーや追尾広告に囲まれた読みものに、果たして読者は集中できるだろうか?
僕はそうは思わない。

もし広告を貼るとしたら、“この商品は本当に紹介したい”と思える文脈ができた時だけ。つまり、選んで貼る。そうでなければ、貼らないこと自体が、ブランディングになる


終わりに:これは逆張りではなく、美学の話だ

  • 「収益を目的としない申請」
  • 「貼らないために、通すという矛盾」──このやり方は、おそらく少数派だ。

でもTHINK INK NOWは、そういうサイトでありたい。Googleに評価されることも、広告を貼らない選択も、どちらも“読者のため”という一点に収束している

そして何より、僕自身が納得して書き続けられる環境こそが、最大の資産だ。

Google AdSenseのサイト所有権確認が完了したことを示すポップアップ画面。「お客様のサイトは確認されました」と表示されている。
Google AdSenseによるサイト確認完了の瞬間。「貼らないために申請する」という哲学を証明する第一歩が、静かに、しかし確実に進んだ。

さて、審査結果はいかに。後編で、また報告します。

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